先ほど
北朝鮮が弾道ミサイル火星12号を日本海にロフテッド軌道で発射したというニュースが飛び込んできました。
金正恩の米国や日本への軍事的挑発が止まりません。
今回は、
北朝鮮ミサイル火星12号のロフテッド軌道でのSM3の迎撃可能性と 火星12号ミサイルの高度と落下速度や最終到達速度をWikiなどから見ていきましょう!
北朝鮮ミサイルのロフテッド軌道でのSM3の迎撃可能性
ところで
「ロフテッド軌道」とは何なのでしょうか?
「ロフテッド軌道」は英語で「lofted trajectory」で「高く打ち上げた軌道」という意味です。
今回のミサイルは30分間で約800km飛んだそうでミサイルの落下地点は日本の排他的経済水域外の日本海上だそうです。
長時間で短距離・・・
・・つまりミサイルの軌道は
「弓なり」
ですね。
どうやら、
北朝鮮は落下地点を制御できる技術は持っているようですね・・・
・・あいかわらず、完全にヤバくなる限界ギリギリ狙ってきてます・・
ICBMミサイルをわざと目と鼻の先の近距離の日本に向けて山なり弾道で発射してますもん・・・
ミサイルの飛翔時間が飛翔距離に対してずいぶん長いことから、
今回のミサイルは、通常の北朝鮮のミサイルよりも高い高度を飛ぶ「ロフテッド軌道」をとったことはまちがいないでしょう。
しかし、
高度の高いロフテッド軌道のミサイルの迎撃はかなり難しくなると言われています。
これは北朝鮮の米国や日本に対する
本気でミサイル発射したら日本がヤバイよ!
という完全な挑発ですね。
ロフテッド軌道で発射されたことは、米国本土、その手前のグアム、ハワイは射程に入る。高度2000キロはICBM(大陸間弾道弾)と見るべきである。北朝鮮の核ミサイル開発に支那が待ったをかけることはできないことも明確になった。 pic.twitter.com/uXTFZijVuu
— 渡部篤 (@watanabeatushi) 2017年5月14日
それでは、
北朝鮮のICBMミサイル(大陸間弾道弾)がロフテッド軌道をとった場合、迎撃できる可能性はどのくらいなのでしょうか?
かりに
北朝鮮のICBMミサイル「ムスダン」をロフテッド軌道で日本本土へ発射した場合、現行のSM-3ブロック1Aでは弾道の頂点で迎撃できる可能性は極めて低いと言われています。
それでは、
新型のSM-3ブロック2Aは、弾体直径が53cmで、従来型のSM-3ブロック1Aの直径34cmに比べてかなり大型化しているともいわれますがどうでしょうか?
射程距離や射高は2倍以上に向上していて、SM-3ブロック2Aの迎撃性能はもはや改良という範囲を超えています。
しかし、
今回北朝鮮が発射したミサイルの高度は2000kmを超えるといわれるので、SM-3ブロック2Aをもってしても弾道の頂点での迎撃はむずかしいでしょう。
整理すると、
SM-3ブロック1A最大射程1200km・最大射高500km
SM-3ブロック2A
最大射程2000km・最大射高1000kmを超える
です。
なので、日本の海上自衛隊がSM-3ブロック2Aをイージス艦に配備すると1隻だけをで日本列島の大半のミサイル攻撃をカバーできることになります・・・
・・・高度の問題を除けば・・・
米国政府の北朝鮮の挑発に対する対応が今まさに問われています。
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ロフテッド軌道ミサイルの高度と落下速度や最終到達速度
つづいて
今回ロフテッド軌道をとった北朝鮮のミサイルについての軌跡など見ていきましょう。
今朝北朝鮮が発射したミサイルの高度は2000km以上と言われています。
これは北朝鮮が過去発射したミサイルの最高高度になります。
今回のミサイルの高度のあまりの高さに日本政府は
迎撃できないのではないの??
と激しく動揺しているようです。
稲田朋美防衛相、北朝鮮の弾道ミサイル「高度が2000キロメートルを超えるものだったと推定される。新型の弾道ミサイルだった可能性がある」https://t.co/xQYEsEO9BJ
意図的に通常よりも高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」での発射だった可能性も指摘 pic.twitter.com/cxqGS0Z9rX
— パンパカ工務店 (@kitanihonganba) 2017年5月14日
次にロフテッド軌道をとったICBMミサイルの落下速度と最終到達速度について見ていきましょう。
2000mを超える高度のロフテッド軌道でICBMミサイルが発射されると、弾道頂点がSM-3システムの到達高度を超えることから、ミサイルが迎撃可能高度に落ちてくるまで待機せざるをえません。
通常の軌道と比べ落下速度や最終到達速度はそれほど変わりませんが、迎撃できる時間が限られるため、迎撃作業がさらに難しくなるとも言えます。
↓ ↓
火星12号の威力と射程距離は?北朝鮮ミサイルの速度や高度と軌道も!
また高度の低い場所で迎撃することになることから、
迎撃時のミサイルの破損などの危険性が高くなると言わざるをえないでしょう。
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まとめ
いかがでしたか。
以上、北朝鮮のICBMミサイルのロフテッド軌道での発射について見てきました。
韓国に親朝、反日米大統領のムン・ジェイン大統領が誕生することで、ジョンイルがまた勢いづいているのかもしれませんね・・・
米国トランプの決断の時が迫っているのかもしれない今日この頃でした。
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