クリスティーズの山口桂さんってご存知ですか?
山口桂さんはニューヨークのクリスティーズでこの人ありと言われた日本人としては珍しいオークションのスペシャリストです。
今回は山口桂さんの経歴や出身大学そして父親との関係など家族関係を中心に書いていきます。
山口桂の経歴や出身大学はどこ?
山口桂さんはオークションハウスのクリスティーズの日本韓国美術部門ディレクターでオークションの世界では第一人者的な存在です。
山口桂さんは1963年に東京で生まれ、暁星学園高校を卒業しました。
出身大学は立教大学の仏文科で、入学した時は伝統的な日本美術や日本的なものがむしろ嫌いだったそうです。
しかし、
その後ゴッホやモネを始め19世紀のフランスの印象派の画家が葛飾北斎などの日本の浮世絵に大きな影響を受けていたことを知り、本物を知るフランスの芸術家たちを魅了した日本美術の素晴らしさに開眼したそうです。
大学卒業後は広告会社の東急エージェンシー・インターナショナルにとりあえず就職して営業の仕事を3年間やっていたのですが、父親の大学の1年間の研究調査に同行する理由から退職してイギリスやアメリカの美術館を巡る日々を過ごしました。
この頃を山本桂さんはこのように振り返っています。
「大英博物館、ボストン美術館やメトロポリタン美術館の倉庫など、父のおかげで普通なら絶対に行けない場所に行き、たくさんのすばらしい日本の美術を見ることができました。これだけの日本美術が外国の美術館にあるのかと驚きもし感動もしました。この時日本美術への気持ちがより深くなりました」
父との美術館巡りの研究の旅を終えると、クリスティーンズで働いていた父親の教え子のイギリス人に誘われてクリスティーンズの研修社員としてロンドンとニューヨークで2年間働いて美術鑑定の経験を積みました。
その後1994年にクリスティーンズ・ジャパンに入社し取締役副社長を経て、1999年にニューヨークオフィスの日本・韓国美術のスペシャリストを希望しました。
念願かなって2000年にニューヨークに渡り現在までクリスティーズ・ニューヨークで日本・韓国美術部ヴァイス・プレジデント兼シニア・スペシャリストとして日本美術をニューヨークから世界へ発信し続けています。
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山口桂の家族や父親との関係
山口桂さんがオークションの仕事をする原点は父親の山口桂三郎さんと過ごした幼少時代にあると個人的には思います。
父親の山口桂三郎さんは立正大学教授として日本美術史を研究し浮世絵学会会長でもあった日本美術にとても造詣の深い方でした。
幼少期の山口桂さんは父親のことをこのように振り返っています。
「父は昭和3年生まれの、明治の生き残りのような男で、和風人間なんです。小さいころから、夏休みになると京都や奈良に連れて行かれて、仏像を見せられたり、名前を覚えさせられたり。子どものころはそれが嫌で嫌で仕方がなかったんです」
・・・
・・無理もないですね・・・
・・・・
・・
子どもに日本美術の素晴らしさを理解するのはチト難しいですからっ!!お父さんッ!・・・
・・・・
・・
私も子どもの頃母親から鶏のレバーが体に良いからと毎日毎日レバーを無理やり食べさせられ今でもレバーは食べられません・・
・・・・・・
・・・・・そんなに毎日毎日レバー食えるカッ・・・・・・
・・おっと話しがそれてしまいましたね。
(気を取り直して・・)
その反動と父親への反発心から山口桂さんは日本的なものにまったく興味を持てなくなり、逆にサーフィンなどのアメリカン・ファッションにはまりまくった青春の日々を送ったようです。
しかし山口桂さんのエライところは子どものころ嫌いになった日本美術の素晴らしさに自分で気づいてお父さんをウラむこともなく、父親と一緒に美術館巡りをして自分の道を切り開いたところだと思いますよ。
・・・ちなみに今でも私、レバー食べられません・・
まとめ
いかがでしたでしょうか。
山口桂さんの経歴と出身大学そして父親との関係を駆け足で見て聞きましたが、やはり一つの道を極める人というのはその道がなんだかんだ言っても大好きなんだと思います。
好きだから夢中になれ、熱中できるから、結果は求めようと求めまいと自然に後から付いてくるんだな〜って感じた今日この頃でした。