「みはらし温泉」でレジオネラ菌の感染によって多くの方が発熱や肺炎などの不調を訴えています。
いったいこの温泉施設で何が起こったのでしょうか?
今回は「みはらし温泉」のレジオネラ菌感染の原因とその症状や感染経路を中心に見ていきましょう。
みはらし温泉のレジオネラ菌感染の原因を検証!
入浴施設でレジオネラ菌集団感染 広島 https://t.co/X0cYMT0nv2 #FNN #レジオネラ菌 #みはらし温泉 #広島 #三原市 #集団感染
— Fuji News Network (@FNN_News) 2017年3月25日
レジオネラ菌は土や河川や湖に生息する細菌で、温泉だけでなく給湯器や循環式の浴槽水にも生息するそうです。
水が停滞する「39度前後」の場所にレジオネラ菌は増殖しやすいそうです。
シャワーや湯気の形で空気中に飛散したレジオネラ菌をを人が吸い込み、呼吸器から肺にレジオネラ菌が到達すると感染の確率が高くなり肺炎などにかかるそうです。
今回の「みはらし温泉」の泉温は45.1度で温泉内の温度は40度前後で湯気もあるということからレジオネラ菌の感染に適した環境になっていたことが今回の大量感染の原因と言えるでしょう。
みはらし温泉のレジオネラ菌感染の症状や感染経路はどこ?
それでは、レジオネラ菌感染の症状について見ていきましょう。
症状は2~10日の潜伏期間を経て高熱、咳、頭痛、筋肉痛、悪感等の症状が起こる。進行すると呼吸困難を発し胸の痛み、下痢、意識障害等を併発する。症状が重い、「在郷軍人病」に感染すると 死亡率は最高で30% と報告されています。特に抵抗力の低い老人・子供は深刻な事態を引き起こします。 また、「持病」をお持ちの方(糖尿病患者・アルコール中毒症患者)・喫煙者は病状が急速に悪化しやすいとされています。
死亡率30パーセントというのはとても高い数字でありレジオネラ菌感染症がとても怖い病気であることがわかります。
レジオネラ菌の感染者の死亡率は男性8割、女性2割と圧倒的に男性が多いようですがその理由はわかっていません。
レジオネラ菌の感染経路ですが上記でも述べたように温泉の湯気から感染したと考えられます。
私が住んでいるインドネシアでも温泉はたくさんあるので気をつけないといけないですね。
ただ温泉だけでなくインドネシアの水道水はたまに白っぽかったり茶色っぽかったりするのでいろんな細菌がいると思います・・・
当たり前ですがインドネシアの水道水は飲料用ではなくもし飲んでしまうと必ず体調を崩してしまうので注意が必要です。
そもそも水道水が飲める国って世界中探しても日本だけのようですし・・・
・・・
おっと話しがそれてしまいましたね・・
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つづいて
以下はみはらし温泉の温泉案内の飲泉の勧めです。
飲泉とは、温泉水を飲む療養法です。
日本ではまだまだ一般的ではありませんが、欧米の温泉療養地では医療と密接に結び付き、入浴療法とともに盛んに実施されています。
みはらし温泉ではオープン時から飲泉コーナーを常設し、現在も無料でご利用いただいております。設置場所は本館2F正面玄関の横(喫煙コーナーの向かい)、夢の宿は玄関入ってすぐ横です。お持ち帰りの方は、容器をご持参いただきますようよろしくお願いいたします。
なんと「みはらし温泉」では温泉水を飲むことは体に良いと言って利用客に進めていたんですね・・・・今から考えるとゾッとしてしまいます。
レジオネラ菌は飲んでも感染はしないとは言われているもののその真偽のほどは定かではありませんし・・・
・・かりにそうであったとしてもレジオネラ菌入りの温泉水を飲むのは健康に良くないことは間違いないでしょう。
お刺身を食べるときはご注意を!
↓ ↓ ↓
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上「みはらし温泉」のレジオネラ菌感染の原因とその症状や感染経路を中心に見てきました。
個人的にはやはり「みはらし温泉」の設備の管理や飲泉の勧めなど衛生管理意識のなさが今回の事故の原因の一つだと思います。
今回と同じような事故が二度と起こらないよう「みはらし温泉」だけでなく全国の温泉施設で衛生状態の再確認が必要だと感じた今日このごろでした。