大嘗祭の意味と読み方を解説！秋篠宮さま誕生日会見の内容と違憲の理由も

スラマッ・シアン！(こんにちは)

秋篠宮さまの記者会見での発言が物議をよんでいますね。

大嘗祭の公費での支出が問題なのではないかという主張を秋篠宮様がされているようです。

長女の眞子さまと小室圭さんの婚約問題でも悩みをかかえている秋篠宮さまは、どのようなお考えでこのような発言をされたのでしょうか？

今回は、

大嘗祭とは、その意味と読み方や新嘗祭との関係、平成３１年の大嘗祭の日程と場所や費用、秋篠宮さま誕生日会見の内容、違憲の理由について見ていきましょう！

大嘗祭の意味と読み方

まず、今回の秋篠宮様の発言で話題となった大嘗祭とは何なのか見ていきましょう。

秋篠宮さまが３０日に５３歳の誕生日を迎えられました。先立って行われた記者会見では、新天皇が五穀豊穣を祈る皇室行事「大嘗祭」について、「（天皇家の私的生活費である）内廷会計で行うべきだと思う」と見解を述べています。
記事 https://t.co/J6fhlwv84N
写真特集 https://t.co/VD05Q5nIGK pic.twitter.com/ZAp830OimR

— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2018年11月29日

大嘗祭の読み方

大嘗祭は、現在では

だいじょうさい

と音読みされることが多いです。

以前は、

おほにへまつり
おほなめまつり

など訓読みで読まれることが多かったようです。

新嘗祭(にいなめさい)と大嘗祭の関係は？

新嘗祭は、天皇が行われている収穫祭で皇室の伝統行事の一つです。

新嘗祭の意味は、毎年１１月に行われ、その年新しく収穫された穀物を天皇が神さまに奉納して、収穫を祝いながら天皇みずからも召し上がられる収穫に対する感謝祭です。

新嘗祭は毎年行われている恒例行事ですが、天皇の代替わりの年におこなわれる新嘗祭はまさに一世一代の祭祀なので盛大におこなわれています。

この天皇の代替わりの都市の新嘗祭は、大嘗祭と呼ばれ恒例の新嘗祭とは区別されます。

2019年の新嘗祭は天皇の代替わりの年なので。大嘗祭と呼ばれ盛大に執り行われることになります。

平成31年大嘗祭の日程と場所は？

来年の11月に予定されている大嘗祭が執り行われる大嘗宮の建築費用を巡って、規模を縮小するか、材質を下げる検討をしている由。言語道断です。その額わずか14億5千万円。浄財を拠出しようという志を持つ国民も数多くいます。 pic.twitter.com/miVfDxIRNM

— 三島由紀夫研究会 (@yukokuki) 2018年4月29日

今回の天皇陛下の代替わりにともなう大嘗祭は、

平成31年11月14日と15日

に行われる予定です。

昭和３年の昭和天皇即位の大嘗祭では、この日は祝日になりました。

戦前と今では状況がちがうので何ともいえませんが、今回の大嘗祭も祝日になるかもしれませんね。

即位礼は来年１０月２２日　大嘗宮は１１月１４～１５日　宮内庁正式表明 https://t.co/tkfbTrJTDr

— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年3月30日

平成31年大嘗祭の場所がどこになるか宮内庁からの正式発表はありませんが、前回の大嘗祭では皇居の東御苑に大嘗宮というお宮がつくられてそこで執り行われました。

千年以上つづく伝統行事なので今回も前回のやり方を踏襲すると思います。

秋篠宮さま誕生日会見の政治的発言内容全文

【展示品紹介】「萬歳旛模型」
昭和大礼参列の記念として、当時の内閣総理大臣田中義一の名で配られた萬歳旛模型。実際の旛は約７ｍの巨大なもので、展示中の「原在寛筆昭和大礼紫宸殿儀・大嘗宮儀対幅」の紫宸殿儀の方で萬歳旛が飾られている様子が分かります。画面中央にいるのが田中義一です。 pic.twitter.com/VRDjvFE3ya

— 「黎明期の学習院―神田・虎ノ門のころ―」展 (@kyoutogakushuin) 2017年5月25日

秋篠宮さまは、2019年の天皇陛下の代替わり後に皇嗣殿下となられます。

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皇嗣殿下の読み・意味・由来を調査！秋篠宮様の待遇と前例は？

その秋篠の宮さまが今回、大嘗祭の公費支出が問題ではないかという問題提起をされたことで、宮内庁や政府に激震がはしっています。

以下に、

秋篠宮さまが誕生日の記者会見で大嘗祭についてコメントされた内容全文を引用したのでご確認ください。

具体的にもし言うのであれば、例えば、即位の礼は、これは国事行為で行われるわけです、その一連のものは。

ただ、大嘗祭だいじょうさいについては、これは皇室の行事として行われるものですし、ある意味宗教色が強いものになります。

私はその宗教色が強いものについて、それを国費で賄うことが適当かどうか、これは平成のときの大嘗祭のときにもそうするべきではないという立場だったわけですけれども、その頃はうんと若かったですし、多少意見を言ったぐらいですけれども。

今回も結局、そのときを踏襲することになったわけですね。

もうそれは決まっているわけです。

ただ、私として、やはりこのすっきりしない感じというのは、今でも持っています。

整理の仕方としては、一つの代で１度きりのものであり、大切な儀式ということから、もちろん国もそれについての関心があり、公的性格が強い、ゆえに国の国費で賄うということだと。

平成のときの整理はそうだったわけですね。

ただ、今回もそうなわけですけれども、宗教行事と憲法との関係はどうなのかというときに、それは、私はやはり内廷会計で行うべきだと思っています。

今でも。

ただ、それをするためには相当な費用が掛かりますけれども。

大嘗祭自体は私は絶対にすべきものだと思います。

ただ、そのできる範囲で、言ってみれば身の丈にあった儀式にすれば。

少なくとも皇室の行事と言っていますし。

そういう形で行うのが本来の姿ではないかなと思いますし、そのことは宮内庁長官などにはかなり私も言っているんですね。

ただ、残念ながらそこを考えること、言ってみれば話を聞く耳を持たなかった。そのことは私は非常に残念なことだったなと思っています。

引用 : https://www.yomiuri.co.jp/national/20181129-OYT1T50081.html

秋篠宮さまの国の財政を考えられた清廉なお気持ちは理解できます。

さらに、

宮様は大嘗祭の公費処理が憲法違反なのではないのかとまで言われています。

つまり宗教行事に公金をつかうのはどうなのかという問題提起のようです。

大嘗祭の費用は？

秋篠宮さまが「政教分離」に言及。「大嘗祭」のように宗教色の強いものは私費で賄うのが適当。仰っていることは真っ当だがチョット驚きの発言。確かに皇室の神道行事は戦前の国家行事の性格を継承しているからな。これは政府と国民への問いかけです。日本会議や公明党は苦々しく思っているだろうね。 pic.twitter.com/nhqWMvpXDh

— Siam Cat_036 (@SiamCat3) 2018年11月29日

大嘗祭にかかる費用は

２２億円

ともいわれています。

前回平成２年におこなわれた大嘗祭では大嘗宮の建設費用だけでも

およそ１４億円

かかったそうです。

あれから３０年たっているので、大嘗祭関連の費用は前回を上回るのではないかと予想されています。

大嘗祭にかかる費用が巨額であることがわかっていただけたと思います。

秋篠宮さまが大嘗祭を違憲だと主張される理由

【天皇陛下の御崇敬】
大嘗祭前、陛下は、完成前の大嘗宮に全皇族方をご見学にお連れになられました。
そして陛下は「ここの処に皇太子を入れていいか」と確認されて、殿下をお側にお呼びになり「ここの処をよく見ておくように」と仰せられたそうです pic.twitter.com/DUVDH5MFgN

— はるネギ＠宮崎神社 (@sadaharu7) 2015年6月11日

大嘗祭は天皇陛下の代替わり後の伝統行事として千年以上の長きにわたりおこなわれてきました。

大嘗祭は皇室だけの行事ではなく、国を挙げての伝統行事で、ましてや神道は今の日本の文化になっており、宗教というくくりでとらえるのも違和感があります。

現実問題として秋篠宮さまがおっしゃられているように皇室の内定会計で行われるのは筋違いであり、日本政府も宮様の記者会見での政治的発言に驚いているようです。

というのも、

今回の秋篠宮さまのご発言は、大嘗祭は違憲ではないのかという内容だからです。

その理由としては、

大嘗祭は神道という宗教の行事を公費でおこなうのは政教分離に反するという内容です。

そう、

日本国憲法では政治と宗教は完全に分離していなければならないという原則があるからです。

しかし、

大嘗祭のもともとの意味は、代替わりの都市に、天皇と国民がともに収穫をいわい来年の豊作も祈願するというものです。

神道は、二千年以上前から日本人の考え方など大きく影響を与えてきました。